味覚障害・嗅覚障害体験記 3(メンタル編)

生活術
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私が新型コロナウイルスに感染してから、早いもので1ヶ月が経ちました。

味覚・嗅覚障害の後遺症はすっかり収まっています。
ただ、時々せりあがるような咳が出ます。
夜中に咳が出て目が覚めることもしばしば…
いやー、本当に厄介な病気です。

今回は後遺症発症から現在までのメンタルの経緯と、
身近に後遺症の人がいるときの接し方について!!

2回にわたって新型コロナウイルス感染症による味覚・嗅覚障害の体験をお話ししました。
症状や改善のための対策をなるべく客観的にお伝えしたつもりです。

今回は番外編として、後遺症が出てから現在に至るまでの私の気持ちの変化についてお話します。
また後遺症を発症した当事者の視点で、家族や周囲に
「こんなふうに見守ってくれるとありがたいな」
と感じたことをお伝えします。

味がしない、においが嗅げないって、想像以上に怖かった(泣)
気持ちが沈むし、料理を作る気がなくなる。
正直、だんだん追い詰められました。


まず声を大にしてお伝えしたいのは
「後遺症を発症した方、つらい症状に悩まれている方は周囲にその思いを伝えてほしい」
です。

私自身、全く弱音を吐くタイプではありません。
熱が出ても、夫に頼むのが面倒だから全部自分でやっちゃいます。
…要は「周囲に甘えられない典型的なタイプ」です。
(夫は声を掛ければしっかり家事をしてくれるんですけどね♪)

ですから、味と匂いを全く感じなくなった時、その事実だけを夫に伝えました。

へー、そりゃ大変だね〜!!

…そうだね
(明日からご飯作るの大変そうだな)

振り返ると、早い時期から詳細な症状や今後の不安を吐露しておけばよかったと思います。
味が何もしない状況で家族4人分のご飯を作るのは、本当に心情的にしんどかったです。

  • 味覚・嗅覚障害になってしまった事実に気持ちが沈んでいる
  • そもそも食欲がわかない
  • 万が一食材や調味料が傷んでいたときに気付けない怖さ
  • 味がしないものを作るのがつまらない
  • 一体いつになったら治るんだろう

こんな思いで追い詰められながら毎食作ってました。
もともと料理は好きなのに、準備〜調理〜食事〜後片付けがたまらなく嫌に…。
数日後、思い切って言いました。

…味がしないから、食事を作るのがとても負担です。
味付けは最低限しかしないから、あとはケチャップでも醤油でも各自好きな調味料掛けて!
あと、今は出来合いの惣菜とかカップ麺をもっと食べて!

そんなに大変だったんだね(汗)
みんなで好きなように味付けするから、出来るところまでで大丈夫だよ


親兄弟にも後遺症になったとを連絡しましたが、どんな状態なのかピンと来ていないようでした。

後遺症って、人に伝えるのがすごく難しいんですね。
当事者が感じる不安、不便、不満はひたひたと増えていくばかりなのに。

もし私が一人暮らしだったら、確実に食事を摂ることを諦めていたと思います。
味のわからないものを作り、味のしないものを食べる。
それは苦痛以外の何者でもなかったですから。

今も後遺症に苦しまれている方がいらっしゃるでしょう。
おひとりで悩んでいるなら、とにかく声を上げてみませんか?


遠くにいる家族でも、職場の同僚でも、病院の先生でも。

一人で抱えるにはあまりにも過酷です。
「今どんな症状が出ていて、どれだけ気分が落ち込んでいるか」
をどんどんアピールしてください。
直接的に症状の緩和に繋がるとは言えませんが、気持ちは立て直せる気がします。

私も思い切って夫に気持ちを伝えてからは心穏やかになりました。

夫の両親には元気で丈夫な奥さんと思われていますが、
「今回はものすごく辛いです」
と正直に言ったらびっくりしていました。
それからすぐにレトルト食品を山のように送っていただきました。
有り難かったですし、素直に打ち明けたことによる反響に助けられました。

現在は味覚・嗅覚ともに不安はなくなりました。
40歳を迎え、後遺症も経験した。
もう少し周りの人を信じて頼る人生を送ってみようかな。

幸せなことに、私は10日でこの状況を脱しました。
でも、今回たまたまそうだっただけ。

これから先、どんな病気や体調の変化が起こるかわかりません。
体調が悪いのは決して後ろめたいことじゃないので、今後は夫に話そうと思いを改めました。

身近に後遺症に悩まれている人がいたら!!
お願いが1つ。
食事はなるべく他の誰かが用意して
下さい


何度も言いますが、味覚・嗅覚障害を抱えると食事への関心が急降下します。
食べることすら億劫になるんですから、作るなんて尚更です。

身近に後遺症を抱えている人がいたら、まずは食事関係の家事を受け持ってください。
作るのが大変なら、惣菜買うでもいい。
これだけで心理的な負担は軽くなります。
(これからは夫が台所に立つ機会を増やそうと固く決意しました。)

私の場合、症状は一進一退を繰り返し何度もぬか喜びを味わいました。
たった10日間だったなんて信じられないくらい、長く感じました。
Twitterでは多少強がり、毎日明るく呟いていました。
そうでもしないとポキっと気持ちが折れそうだったから。

でも、SNSのお陰で沢山の情報も知ったし、励ましのメッセージも頂けて心強かったです。

今回体験記を書くにあたり、ネットやTwitterで新型コロナウイルスの様々な後遺症に悩まれている方々の現状を目にしました。
どうか症状が少しでも和らぎますように。

コロナにはもうかかりたくないよーー!!!

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