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味覚障害・嗅覚障害体験記 2(症状改善に向けた実践編)

生活術
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【2023年7月追記】
先月子供からウイルス性胃腸炎をもらいました。
いわゆるお腹の風邪です。
同時に38度の発熱もありました。
「また後遺症に襲われるのではないか」
と、心底恐ろしかったです。

結果的に発熱後の後遺症はなく、味覚・嗅覚共に異常はみられませんでした。
ほっとしましたが、今後も発熱をするたびに後遺症の苦しみを思い出すことでしょう。

後遺症は、後々まで影響する大変インパクトの強い出来事でした。


前回、新型コロナウイルス感染により味覚障害と嗅覚障害を発症した話をしました。

今回は発症から改善まで
・どんな症状の変化があったか。
・治すまでにどんなことを試してみたか

に絞ってお伝えします。

ちなみに、Twitterもやっています。
リアルタイムで当時の症状、心情など呟いています。
合わせて見ていただくと、より臨場感を感じていただけるかと!

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味覚障害・嗅覚障害は日に日に笑顔を奪っていく

何でもいいから味を感じたいと願う毎日

管理人
管理人

誰にもこの苦しさをわかってもらえないのは辛かった

今自分のtwitterを見返しているんですけど、症状が一進一退だったのがわかります。
1日の中でも時間によって症状が変わりました。

  • 朝は本当に何も味がせず、何も匂わない
  • 食事を摂ると、遠くに塩分や糖分を感じる気がする(思い込みかも)
  • コンソメ、鶏ガラスープ、和風だしなど、存在が感じられない
  • 豆板醤の辛さだけはわかった(辛味成分が口腔内の痛点から感じるから)
  • ハンドソープ、シャンプーの匂いも感じない
  • 無印良品のアロマオイル(ラベンダー)も無臭

症状が出てからの前半はこんな感じでした。

手当り次第味を確かめていました。
何か「味」「におい」を感じたかったんです。
すがるような、祈るような気持ちで味見をしていました。

今、味覚と嗅覚が戻って落ち着いて振り返ると、
「少し味がした!」
とつぶやいたのも、味がしたと思い込んでいただけなのかも知れません。
食べ物の味の記憶だけを頼りに食事をしていたような気がします。

今思うと、なかなかハードな期間でした…(泣)

改善の見込みなし!ネットで検索魔になる

管理人
管理人

自宅で出来る対策を調べて、実践の毎日だったよ!
やったのは亜鉛摂取と鼻うがい!!

何も変化がないまま時間がすぎるのは怖かったので、自宅で出来ることを実践開始!
「味覚障害」「嗅覚障害」について検索し続けました。

まず私が疑ったのは「亜鉛不足」です。
というのも、コロナ感染時に、自分でも驚くほどの発汗量でした。
なので、解熱後体内の栄養バランス(ミネラルバランス)が崩れてしまったのではないかと疑いました。

早速亜鉛の摂取を始めました。
亜鉛は、味覚を感じる味蕾(みらい)内の味細胞の再生に欠かせません。
後遺症でなくても、味覚障害には亜鉛を摂取すると良いとされています。

幸い、手元にあったビタミンサプリメントが亜鉛入りだったので毎日摂取。
…正直あまり効果は実感できませんでした。(個人の感想です)

これを飲んでいました。

「鼻うがい」に挑戦!

次は鼻うがいを試した見ることにしました。
特に鼻詰まりを感じていませんでしたが、効果がありそうだったので。
初めてだったので、ネットでやり方を確認しながら。

我が家には専用の器具はないので、コップに塩水を入れてチャレンジ!
少しうつむいた状態で、片方の鼻からコップの水を吸い込み、口に流れてきた水を吐き出す方法。
真水だと鼻が痛くなるらしいので塩水で実践しました。

効果は…鼻うがいをすると塩分だけはしっかり感じるので嬉しかった(笑)
ただ、効果はありませんでした。

う〜ん。
全然治らない。

鼻の中に何か問題があるかも。思い切ってシャワーで鼻を洗う

管理人
管理人

なんか、においがしないっていうか…
鼻の中が生臭いような。
なんだろう。

時間だけが過ぎていきます。
発症から6日目ごろ、嗅覚の変化に気づきました。
「なんか、何嗅いでもほんのり生臭い気がする」

においの例えが大変難しいのですが。
魚を常温で放置したようなにおいが、いつも鼻の中にありました。

  • 室内からベランダに出たとき
  • ベランダから室内に戻ってきたとき
  • お風呂に入るとき
  • トイレに入るとき

空間が変わる瞬間になんか臭う。

鼻の中がおかしいのかな…
調べると、
「後鼻漏(こうびろう)」
「ちくのうしょう」

などの可能性が。

確かに痰とも鼻水とも言えない水分を、鼻と喉の間に感じ始めていました。
ただ出そうとしても粘度が高く、量も少ないので鼻からも口からも出せませんでした。

「鼻の周辺は特に熱を持ってなかったので、膿が溜まっているわけでは無さそう」
「現状を打破するにはこの粘度の高い水分を出すことだ」

考えた結果

管理人
管理人

お風呂のシャワーで、温水を思い切り鼻から吸い込んでみよう!

先に言っておきますが、この方法は正しい方法なのかわかりません。

塩水ではないのでめっちゃくちゃ鼻が痛くなります。
鼻の粘膜が弱くなっている方、まだ咳の症状が出ている方にはおすすめしません。

でも
なんでもいいから試してみたかった。
早く治したかった。
ご飯の味をもう一度しっかり味わいたい!


その思いだけで実践しました。

やり方は
①いつも使う温度のシャワー(うちは42度)の水量を最大にする
②少しうつむいて片方の鼻の穴を手でふさぐ
③もう片方の鼻の穴にシャワーをゼロ距離で近づけて吸い込み続ける
④口内に流れた水分を吐き出す。

シャワーの水を吸い込む際は、必ず口を大きく開けておいてください。
耳が痛くなります。

失敗覚悟で試したところ、500円玉大のドロッとした透明なスライム状の粘液が温かいシャワーによって口の中に出てきました。

お風呂から出てしばらく経っても、透明なドロドロ鼻水がかんでもかんでも出てきたのです。
自分でもこんなに鼻水があったのかと驚きました。

劇的な改善ーティッシュにもにおいってあったんだね

翌日、朝からコーヒーの味がはっきりしました。

お味噌汁のダシの味も戻りました。
その日の夜も同様に鼻から温水シャワーを吸い込みました。
前日より明らかに「ゴボッ」とドロドロの透明な鼻水が出てきました。

後遺症発症10日目の朝、鼻をかもうとしたらティッシュの匂いをしっかり感じました。
「ああ、ティッシュってこんな匂いだったな」
嗅覚が戻ってきたことを明確に感じました。

泣きそうになりました。
同時に、ずっと鼻の中をまとわりついていた生臭いにおいも消えました。

特に温水シャワーを使わなくても、いずれ症状は改善していたのかも知れません。
実際に、少しずつ味を感じていましたから。
でも、生臭い不快なにおいはこのお陰で完全に消えたのは確かです。

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まとめ

どうか1日でも早く症状がよくなりますように

管理人
管理人

味覚障害・嗅覚障害は生きる気力に直接関わるくらい辛い症状!
自然に治るのを待つのが不安な方は、ぜひ病院で治療を!

今回は症状の詳細と改善のために行ったことをお伝えしました。

症状は皆さん違うので
「これで絶対に治る」
とは言えません。

ただ、現在進行形で同じ後遺症に悩まれている方がいたなら。
自宅で出来る対策の一つとして、経験者としてぜひお伝えしたいです。

味覚と嗅覚が失われるって、生きる気力にダイレクトに関わります。
どうか、一人でも多くの苦しんでいる方が、1日でも早く笑顔を取り戻せますように。

新型コロナウイルス感染による後遺症外来なども全国で増えているようです。
お住まいの地域の耳鼻咽喉科など、正規の治療もぜひ行ってみてください。

管理人
管理人

つぎは番外編
「私自身のメンタルの保ち方と、身近な人が味覚・嗅覚障害になったときの向き合い方」

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