スマホは使い始めて1~2年経つと動作が重くなり、バッテリーの減りが早くなります。これらの解決方法はスマホを初期化することです。
当記事では初期化前に必要なバックアップ対象(主なデータや有名アプリ)を紹介します。みなさんがスマホを初期化する際のバックアップ抜け漏れチェックの参考になれば幸いです。

私のAndroidスマホも定期的に初期化しているのですが、唯一心配なことが「バックアップ対象の抜け漏れ」です。必要なバックアップをせずに初期化してしまうと後戻りできませんので、都度念入りに確認しています。
初期化とはスマホ本体に保存されているデータや設定を消去して、工場出荷状態に戻すことです。なお、OSのアップデートは維持されます。また、SDカード内のデータは消去されません。
バックアップが必要となる主なデータやアプリ
それでは、バックアップが必要となる主なデータやアプリを紹介します。
写真/画像/動画データ
写真/画像/動画データをスマホ本体に保存している場合、バックアップが必要です。もしスマホがSDカードに対応していれば、予め保存先をSDカードにしておくと良いでしょう。私は下記記事の方法でバックアップしています。
ドキュメントデータ
ドキュメントデータをスマホ本体に保存している場合、バックアップが必要です。SDカードまたはオンラインストレージ(Googleドライブ、OneDrive 等)に保存しましょう。
LINEのトーク履歴
LINEは初期化前に下記項目を設定する必要があります。前者1~2項目はLINE新規登録時に設定しているでしょうから、注意すべきは3項目の「トーク履歴のバックアップ」です。
- メールアドレスとパスワードの設定
- 2段階認証の設定
- トーク履歴のバックアップ
それぞれの設定、バックアップ、復元方法は公式サイトをご参照ください。
パスワード管理アプリ
パスワード管理アプリは様々ありますが、データをスマホ本体に保存するタイプはバックアップが必要です。一方、クラウド上に保存するタイプであればバックアップは必要ありません。
ちなみに私が利用しているアプリは「PManager」です。Windowsアプリ「ID Manager」で管理して、データをPManagerに読み込ませています。
おサイフケータイ(リスク回避のため)
おサイフケータイはスマホに内蔵されたFeliCaチップ内にデータを保存します。このデータはスマホを初期化しても削除されませんので、バックアップは必要ありません。
しかしながら、ネット上で「スマホ初期化したらおサイフケータイアプリが使えなくなった」との体験談を見かけることから、リスク回避のため「機種変更時の手続き」をしています。手順は公式サイトをご参照ください。
バックアップが必要ではない主なデータやアプリ
バックアップが必要ではない主なデータやアプリを紹介します。具体例は下記の通りです。
- アプリやゲーム等のアカウント
- Googleアプリ、Yahoo!アプリ
- SNSアプリ(Twitter、Instagram、TikTok、Facebook 等)
- ECアプリ(楽天、Amazon 等)
- コード決済アプリ(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay 等)
- クレジットカードアプリ
- 銀行アプリ
- Microsoftアプリ
スマホ本体を初期化してもアプリやゲーム等のアカウント自体は消去されませんので、初期化後にログインできます。
また、有名アプリの多くはデータをクラウド上に保存しているためバックアップの必要がありません。便利な時代になりました。
以上、初期化前に必要なバックアップ対象(主なデータや有名アプリ)の紹介でした。みなさんがスマホを初期化する際のバックアップ抜け漏れチェックの参考になれば幸いです。
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