健康寿命に密接に関わる歯の健康。そのための歯科検診の最適な頻度について紹介します。

最適な頻度は個人差があり、それは虫歯のなりやすさによります。ここでは、私の様に虫歯になりやすく、過去に治療を幾度も経験している方の最適な頻度になります。
結論
3ヶ月未満に1回検診(3ヶ月経つ直前毎に検診)
理由
最適な頻度はコストパフォーマンスから判断します。以下に「効果」と「費用」に分けて記載します。
歯科検診は下記項目を行うことで虫歯、歯周病を予防します。検診頻度が高い程リスクが下がります。
・虫歯、歯周病の検査
・歯垢、歯石除去

定期的に歯垢を除去することで着色汚れも防げます。また、私が通う歯科の先生曰く、歯以外にも口腔内に問題がないか目視確認しているそうです。
検診内容が同じ場合、費用は初診料と再診料で異なります。保険診療3割負担の場合、それぞれの概算費用は下記の通りです。
・初診料(3ヶ月以上経って検診):約2,700円
・再診料(3ヶ月未満で検診) :約2,000円
これをもとに頻度別年間費用を計算します。
・3ヶ月未満毎:2,000円×4回=8,000円
・4ヶ月毎 :2,700円×3回=8,100円
・6ヶ月毎 :2,700円×2回=5,400円
なお、日本臨床歯周病学会によりますと、定期検診のお勧め頻度は3~6ヶ月毎だそうです。
治療が終了した後は、3~6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。
特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会
3ヶ月未満毎と4ヶ月毎の年間費用はほぼ同額です。
3ヶ月未満毎と6ヶ月毎を比較すると、頻度が2倍にも関わらず費用は1.5倍で済みます。
以上より、コストパフォーマンスが良いのは 「3ヶ月未満毎」の検診となります。

虫歯や歯周病リスクが下がり、着色汚れもほぼ防ぐことができて年間約2,600円の負担増で済むのですから大変ありがたいです。
歯の資産価値は1本100万円、口全体で2,800万円(歯28本)と言われています。そんな貴重な歯の健康を保つため、歯磨きとフロスを日々行い、定期的に検診しましょう!
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