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メカニカルキーボードの入力不具合と対処方法まとめ|体験談も紹介

DIY
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当記事では、メカニカルキーボードの入力不具合を解消した体験談を紹介します。

メカニカルキーボードで、”U”キーの反応が悪くなりました。
5回に1回ほど反応しません。
母音なので頻繁に打鍵するため、反応しないと入力し直さなければならず、とてもストレスに感じました。

原因はスイッチ内のホコリでした。
掃除をして、接点復活剤を注入することで入力不具合は解消しました。

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1. メカニカルキーボードの入力不具合の主な症状

メカニカルキーボードの入力不具合にはさまざまな症状があります。

  1. 特定のキーがまれに反応しない
  2. キーを1度だけ押したのに複数回入力される(チャタリング)
  3. キーボード全体の反応が悪い

それぞれの原因と対処方法について詳しく説明します。

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2-1. 特定のキーがまれに反応しない場合の対処方法

特定のキーがまれに反応しない場合、主な原因は発生確率が高い順に次のようになります。

  1. キースイッチの異物混入
  2. キースイッチの接点不良
  3. キースイッチの劣化

それぞれの対処方法を説明します。
1、2、3の順に試してみましょう。

2-1-1. キースイッチの異物混入の対処方法

キースイッチにホコリやゴミなどの異物が入ることで、キーの反応が悪くなります。

対処方法は、キーボードの掃除です。

掃除機を使ってホコリやゴミを吸い出します。

用意するもの

  • キーキャッププラー
  • 掃除機
  • ブラシ(爪楊枝で代替可能)

手順

1. キーキャップを外す

キーキャッププラーを使って、反応が悪いキーとその周辺のキーのキャップを外します。

キーの配列に迷いそうであれば、事前に写真を撮っておきましょう。

2. 掃除する

掃除機を使って、ホコリやゴミを吸い出します。

掃除機で吸い取りきれない、ひっかかっているホコリなどがあれば、ブラシや爪楊枝などで取り除きます。

エアダスターの使用は控えましょう。
細かいホコリがスイッチ内部の奥に入ってしまうためです。

3. テストする

キーキャップをもとの位置に戻します。
キャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込みます。

キーボードをパソコンに接続して、動作を確認します。
問題なければ対処完了です。

▼入力不具合が解消されない場合、キースイッチの接点不良の疑いがあります▼

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2-1-2. キースイッチの接点不良の対処方法

キースイッチの接触不良により、キーの反応が悪くなります。

対処方法は、キースイッチへの接点復活剤の注入です。

もし、掃除機による異物の吸い出しを試していなければ、接点復活剤を注入する前にキースイッチの掃除をしてください。

用意するもの

  • キーキャッププラー
  • 接点復活剤

手順

1. キーキャップを外す

キーキャッププラーを使って、反応が悪いキーのキャップを外します。

2. 接点復活剤を注入

反応が悪いキースイッチに接点復活剤を注入します。
手順は下記のとおりです。

  1. キースイッチを爪楊枝などで押し込む
  2. キースイッチの四角それぞれから接点復活剤を少量注入する
  3. 接点復活剤が内部に浸透するよう、キースイッチを数回押し込む
3. テストする

キーキャップをもとの位置に戻します。
キャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込みます。

キーボードをパソコンに接続して、動作を確認します。
問題なければ対処完了です。

▼入力不具合が解消されない場合、キースイッチ自体を交換します▼

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2-1-3. キースイッチの劣化の修理方法

キースイッチが摩耗などで劣化することにより、キーの反応が悪くなります。

対処方法は、キースイッチの交換修理です。

メカニカルキーボードのキースイッチは耐久性が高く、5,000万回の打鍵にも耐えるよう設計されています。
10年間、毎日同じキーを13,000回以上打鍵しても耐えられます。
 50,000,000回 ÷ 365日 ÷ 10年間 ≒ 13,699回/日

もし、強い衝撃を与えたり、飲み物をこぼしたなどの思い当たりがなければ、キースイッチが劣化した可能性は低いと思われます。

キーボードがホットスワップに対応しているかにより、対処修理が変わります。

ソケットホットスワップ対応のキーボードは、キースイッチを引き抜いて交換することができます。
ハンダ付けが必要ありません。

ホットスワップ未対応:キースイッチ劣化の修理方法

用意するもの
  • キーキャッププラー
  • ドライバー
  • 交換用キースイッチ
  • ハンダゴテ
  • ハンダ吸取線または吸取器
  • ハンダ
手順
1. キーキャップを外す

キーキャッププラーを使って、反応が悪いキーのキャップを外します。

2. 裏のカバーを外す

キーボードの裏のカバーを外します。
手順は下記のとおりです。

  1. ドライバーでネジを外す
  2. 固定用のツメの場所を確認し、ツメを外す
    (プラスチック素材のポイントカードなどを使うと、ツメを外しやすいです)
  3. 基盤を取り外す

ホコリなどがあれば、掃除機で掃除しましょう。

3. 基盤からキースイッチを取り外す

基盤からキースイッチを取り外します。
手順は下記のとおりです。

  1. 入力不具合のあるスイッチの場所を確認する
  2. 基盤のハンダに、ハンダ吸取線または吸取器をあてる
  3. ハンダゴテをあてて、溶かしたハンダを吸い取る
  4. 基盤からキースイッチを取り外す
4. 新しいキースイッチを基盤に取り付ける

新しいキースイッチを基盤に取り付けます。
手順は下記のとおりです。

  1. 基盤の表から新しいキースイッチを取り付ける
  2. 基盤の裏からハンダゴテをあてて、ハンダ付けする
5. テストする

キーボードをパソコンに接続して、動作を確認します。
キーキャップが付いていなくても、キースイッチを押下すれば文字が入力されます。

問題があれば、ハンダ付けを失敗している可能性があります。
付け直しましょう。

6. 裏のカバーとキーキャップを取り付ける

逆の手順で、裏のカバーとキーキャップを取り付けます。

  1. 基盤を取り付ける
  2. 固定用のツメをはめる
  3. ドライバーでネジを取り付ける
  4. キャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込む

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ホットスワップ対応:キースイッチ劣化の修理方法

用意するもの
  • キーキャッププラー
  • キースイッチプラー
  • 交換用キースイッチ
手順
1. キーキャップを外す

キーキャッププラーを使って、反応が悪いキーのキャップを外します。

2. キースイッチを外す

キーキャッププラーを使って、反応が悪いキーのキャップを外します。

3. 新しいキースイッチを基盤に取り付ける

新しいキースイッチを基盤に取り付けます。
スイッチを基盤にあてて、指で垂直に押し込みます。

4. キーキャップを取り付ける

キーキャップをもとの位置に戻します。
キャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込みます。

5. テストする

キーボードをパソコンに接続して、動作を確認します。
問題なければ修理完了です。

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2-2. キーを1度だけ押したのに複数回入力される(チャタリング)場合の対処方法

キーを1度だけ押したのに複数回入力される事象をチャタリングと呼びます。

チャタリングが発生する主な原因は、発生確率が高い順に次のようになります。

  1. キースイッチの異物混入
  2. 静電気による帯電
  3. キースイッチの接点不良
  4. キースイッチの劣化

1、3、4は「2-1. 特定のキーがまれに反応しない場合」の原因と同じです。
前述の対処方法を試しましょう。

2はチャタリング特有の原因です。

4はソフトウェアで対処する方法もあります。

2と4それぞれの対処方法を説明します。

2-2-1. 静電気による帯電の対処方法

主に冬場に多い原因が、静電気による帯電です。
帯電状態になると、スイッチの動作が不安定になります。

対処方法は、放電により帯電状態を解消することです。

手順

有線接続のキーボードの場合
1. パソコンから引き抜く

通電を止めます。
USBなどの有線で接続されている場合、パソコンから抜いて、10分ほど放置します。

2. テストする

パソコンに接続して、動作確認をします。
問題なければ対処完了です。

無線接続のキーボードの場合
1. 電源を切る

無線で接続している場合、キーボードの電源を切ります。
電力源が乾電池の場合、念のため乾電池も外しましょう。

電源を切ってから10分ほど放置します。

2. テストする

キーボードの電源をつけて、パソコンに接続して動作確認をします。
問題なければ対処完了です。

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2-2-2. ソフトウェアを利用した対処方法

キースイッチが劣化することでチャタリングが発生します。

ソフトウェアが常駐することで入力を監視し、間隔が極端に短い入力を1度の入力に自動修正する仕組みです。

無料の有名なソフトウェアはこちらです。

  • Windows用:ccchattttter
  • macOS用:Unshaky

キーボードの入力を監視することはキーロガーのリスクがあります。
「ccchattttter」は公式サイトが閉鎖されているようで、Vecterや窓の杜などの有名サイトにも紹介されていません。
多くの方が利用されているようですが、利用の際は自己責任となりますので、ご注意ください。

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2-3. キーボード全体の反応が悪い場合の対処方法

キーボードのすべてのキーの反応が悪い場合、主な原因は発生確率が高い順に次のようになります。

無線接続のキーボードの場合

  1. パソコン側のトラブル
  2. 乾電池切れ
  3. 電波干渉
  4. 静電気による帯電
  5. キーボード基盤の不具合

有線接続のキーボードの場合

  1. パソコン側のトラブル
  2. 静電気による帯電
  3. USBなどの端子やポートの不具合
  4. キーボード基盤の不具合

それぞれの対処方法を説明します。

静電気による帯電は「2-2. キーを1度だけ押したのに複数回入力される(チャタリング)場合」の原因と同じです。
前述の対処方法を試しましょう。

2-3-1. パソコン側のトラブルの対処方法

パソコン側のトラブルにより、キーボードの反応が悪くなる場合があります。

パソコンを再起動するか、他のパソコンに接続して動作を確認しましょう。

まれに、キーボードのドライバーが古いことが原因となる場合があります。
ドライバーの更新も試してください。

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2-3-2. 乾電池切れの対処方法

乾電池の消耗により、キーボードの反応が悪くなる場合があります。

前回、乾電池を変えてから期間が経過している場合は、乾電池の交換を試しましょう。

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2-3-3. 電波干渉の対処方法

周波数帯が被ることによる電波干渉により、キーボードの反応が悪くなる場合があります。

干渉する可能性のある機器は下記のとおりです。

  • Bluetooth接続している機器
  • USBレシーバで接続している機器
  • 無線ルータ(2.4GHz帯(IEEE 802.11g)接続)
  • 電子レンジ

対処方法は、電波干渉している機器から離れることです。

USBレシーバで接続している機器と干渉している疑いがあれば、離れたUSBポートにレシーバを接続することで解消する場合があります。

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2-3-4. USBなどの端子やポートの不具合の対処方法

USBなどの端子やポートに不具合があると、キーボードの反応が悪くなります。

他のポートに接続して、動作確認をしてください。

入力不具合が解消されない場合、残念ですが買い替えを検討しましょう。

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2-3-5. キーボード基盤の不具合の対処方法

キーボードの基盤に不具合があると、キーボードの反応が悪くなります。

もし、飲み物をこぼしたなどの思い当たりがあれば、基盤を洗浄することで解消する可能性があります。

用意するもの

  • キーキャッププラー
  • ドライバー
  • 無水エタノール

手順

1. キーキャップを外す

キーキャッププラーを使って、すべてのキーキャップを外します。

キーの配列に迷いそうであれば、事前に写真を撮っておきましょう。

2. 裏のカバーを外す

キーボードの裏のカバーを外します。
手順は下記のとおりです。

  1. ドライバーでネジを外す
  2. 固定用のツメの場所を確認し、ツメを外す
    (プラスチック素材のポイントカードなどを使うと、ツメを外しやすいです)
  3. 基盤を取り外す

ホコリなどがあれば、掃除機で掃除しましょう。

3. 基盤を洗浄する

基盤を洗浄します。
手順は下記のとおりです。

  1. 無水エタノールで基盤を洗浄する
  2. 丸一日以上乾燥させる
4. テストする

キーボードをパソコンに接続して、動作を確認します。
裏のカバーやキーキャップが付いていなくても、キースイッチを押下すれば文字が入力されます。

問題なければ無事復活です。おめでとうございます!

入力不具合が解消されない場合、残念ですが買い替えを検討しましょう。

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3. 私のメカニカルキーボード入力不具合の対処模様

私がメカニカルキーボードの入力不具合を対処した体験談を紹介します。

3-1. 私が利用しているメカニカルキーボードと入力不具合の内容

3-1-1. 私が利用しているメカニカルキーボード

私が利用しているメカニカルキーボードはFILCO製Majestouch2です。

  • 型番:FKBN108MC/JB2
  • キースイッチ:Cherry MX 青軸
  • フルサイズ(108キー)
  • 有線接続

3-1-2. 私のメカニカルキーボードに生じた入力不具合の内容

私のメカニカルキーボードに生じた不具合は、”U”キーが5回に1回ほど反応しなくなりました。

母音なので頻繁に打鍵するため、反応しないと入力し直さなければならず、とてもストレスに感じました。

そこで、次の順に対処しました。

  1. キースイッチの掃除(キースイッチの異物混入の対処)
  2. キースイッチに接点復活剤を注入(キースイッチの接触不良の対処)

キースイッチを掃除してみたところ、入力不具合は解消されました。

しかし、5ヵ月間ほど経つとまた同じ”U”キーが5回に1回ほど反応しなくなりました。
再び掃除したうえで接点復活剤を注入したところ、入力不具合が解消され、現在にいたります。

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3-2. キースイッチを掃除してみた(キースイッチの異物混入の対処)

キースイッチを掃除した模様を紹介します。

反応が悪い”U”キーとその周辺のキーキャップを外します。

キーキャッププラーはメカニカルキーボードに付属していたものです。

キーキャッププラーの針金をキーキャップの角に引っ掛けます。

キーボード本体を押さえながら、キーキャッププラーを真上に引き上げます。

キーキャップを引き抜くと、キースイッチが現れます。

周辺のキーキャップも外します。

外したキーキャップは配列通りに並べておくと、取り付ける際に迷いません。

キースイッチの周りや奥にあるホコリやゴミを、掃除機で吸い出します。

利用した掃除機はこちらの記事をご参照ください。

キーキャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込みます。

キーボードをパソコンに接続して、動作確認をしました。
結果、入力不具合のあった”U”キーは100%反応するようになりました。

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3-3. キースイッチに接点復活剤を注入してみた(キースイッチの接触不良の対処)

キースイッチを掃除してから5ヵ月後、また同じ”U”キーが5回に1回ほど反応しなくなりました。

キースイッチに接点復活剤を注入した模様を紹介します。

反応が悪い”U”キーとその周辺のキーキャップを外します。

キースイッチの周りや奥にあるホコリやゴミを、掃除機で吸い出します。

反応が悪い”U”キーの左側と、”Y”キーの右側の隙間からホコリが出てきました。

爪楊枝でホコリを掻き出すと、ゴッソリ出てきました(゚∀゚)!!

念のため、再度、掃除機でホコリやゴミを吸い出します。

キースイッチに接点復活剤を注入します。

キースイッチを爪楊枝で押し込みながら、
キースイッチの四角それぞれから接点復活剤を少量注入します。

接点復活剤が内部に浸透するよう、キースイッチを数回押し込みます。

キーキャップをスイッチにかぶせて、指で垂直に押し込みます。

キーボードをパソコンに接続して、動作確認をしました。
結果、入力不具合のあった”U”キーは100%反応するようになりました。

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まとめ:メカニカルキーボードの入力不具合は掃除と接点復活剤で解消した

当記事では、メカニカルキーボードの入力不具合の主な症状と対処方法、そして私の対処模様を紹介しました。

まとめると下記のようになります。

  • メカニカルキーボードの入力不具合の主な症状
  • 特定のキーがまれに反応しない場合の対処方法
    • キースイッチの異物混入の対処方法
    • キースイッチの接点不良の対処方法
    • キースイッチの劣化の修理方法
  • キーを1度だけ押したのに複数回入力される(チャタリング)場合の対処方法
    • 静電気による帯電の対処方法
    • ソフトウェアを利用した対処方法
  • キーボード全体の反応が悪い場合の対処方法
    • パソコン側のトラブルの対処方法
    • 乾電池切れの対処方法
    • 電波干渉の対処方法
    • USBなどの端子やポートの不具合の対処方法
    • キーボード基盤の不具合の対処方法
  • 私のメカニカルキーボード入力不具合の対処模様
    • キースイッチを掃除してみた(キースイッチの異物混入の対処)
    • キースイッチに接点復活剤を注入してみた(キースイッチの接触不良の対処)

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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